2017年3月9日木曜日

液体の沸点とコイル温度を検証してみた

海外フォーラムで温度による発がん性物質の発生について盛り上がってた中で
コイル温度は沸点を超えて発熱するという発言があって気になったので検証してみた。

# テスト環境

  • Mod:VTInbox
  • Atomizer:Goon(Clone)
  • Coil:Ti(TEMCo) 22G 内径4mm 7巻(弱) 抵抗値0.17Ω
  • Wick:Native Wicks Premium Blend(在庫整理!)

各種液体をたっぷりWickに染み込ませてパフった状況の温度を
Escribeのデバイスモニターで確認してみます。
TCR通りの抵抗値変化を示すことを予めチタンの着色温度で確認済み。
(400℃=着色開始、500℃=ライトブルー)




# 結果:水道水



きっちり100℃弱で止まります。
枯れると超えていきますが完全に枯れるまでゆるやかな上昇。
上の記録では徐々に枯れていく様が見て取れます。

# 結果:PG100%(クサノハ)

200℃程度までいってます。少々ケチったせいかも。
枯れる前から上昇率が高く、上の記録でもまだ完全に枯れていないのに
もりもり上昇しました。なお250℃設定だったので右の方は制限されてます。

# 結果:VG70%(ファンタジー)/PG30%(クサノハ)


250℃で止まります。この記録の前に液体量ケチって260℃くらいまで
いってましたがデッキに波なみと注いだらこのようになりました。
枯れてくるとずんずんあがっちゃうよ!

# 結果:VG100%(ファンタジー)


280℃で止まります。
沸点は290℃って話だけどウィック変えて~などと
きっちりとした手順を踏んでいないのでPG成分等も残ってたかも。
ボトルに取り分けてしばらく放置されてたものなので水分吸収したかも。

# 結論:枯れなければちゃんと沸点で止まる

TCの運用を検討していたときになんとなく分かっていたことだけど、
きっちりと沸点前後で止まることが確認できました。VG100%は怪しげだが。

盛り上がっている熱による発がん性物質発生ですが、
グラフにおいてどう考えても沸点を超えているレンジが存在し、
この状況を起こすには液体より過度に大きな熱容量を持つ発熱体を用意するか
過剰な熱量を発生させるかしないと実現できません。

そういった点を鑑みるといささか信憑性に掛けるデータではありますが、
過加熱により発がん性物質(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アクロレイン)が
発生することは確かなことでしょうし、取り扱う上での注意は必要でしょう。
このグラフの通りに出ると仮定しても、TCをきっちり理解したうえで
上限を220℃あたりに設定しておけば大分マシになります。
なおHighVGの甘いリキッドはそれがし的に240~50℃くらいが美味いので
この通りであればホルムアルデヒト漬けであるな!

それがしとしてはVape黎明期にPG50VG50では喉が痛くなるという症状があったため
最低でもPG30VG70をボーダーとしていたものの、新たな技術や知見によって
実は喉が痛くならずにより低い温度で50:50のジュースでも美味しくいただけるのではないかと考えておりまする。
50:50なら沸点はおそらく230程度で大分安全なゾーンになるはず(試せよ)。
水を投入するのも有効かもしれない。
今手元にあるHighVGジュースが尽きたら挑んでみよっと。
上手く行かなかったら発がん性物質=イガりで認識できる説を声高に謳って
既に折り返し地点をすぎた残りの人生をアツアツミストでエンジョイするかな。

1 件のコメント:

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