2016年10月30日日曜日

長野県青木村 - 田沢温泉 有乳湯

唐突に温泉レビュー!
それがしは硫黄の温泉、ぬるめの温泉大好きなのである。
初回はマニアと地元民に大人気と噂のの田沢温泉 有乳湯(うちゆ)である。




漂う硫黄臭、ぬるめの温度(湯船は39℃前後とみた)、高アルカリのヌメりと満足感は非常に高い。
じわりじわりと暖まる感触が血液を通じ頭の天辺に至り、体には無数の気泡が付着する。至福の一時を過ごせた。
入湯料が200円で地元の方の憩いの場となっており、週末というのもあって混雑していたが、そうなってしまうのも頷ける素晴らしい温泉だ。できれば長期間滞在したいところである。
なお、硫黄力が弱いためか体・衣服への残留硫黄臭はなし、翌朝の血圧には効果が見られなかった。ガツンとくる硫黄を求める人、温泉は熱くてナンボという人には向いていないだろう。

分析書の注目事項は以下の通り。
泉質:アルカリ性単純硫黄温泉
湯温:湧出時40.0℃(気温15℃)
PH:9.49
ほとんど無色透明、硫黄味・硫化水素臭を有する
ナトリウムイオン 51.7mg
塩化物イオン 37.6mg
硫化水素イオン 7.8mg
硫酸イオン 21.3mg
炭酸水素イオン 21.0mg
炭酸イオン 12.3mg
メタけい酸 46.2mg



この辺りの直近に知られた火山はないが、東に浅間山、南に八ヶ岳、北に頸城山塊(妙高連峰)と活火山に囲まれた地であることから、
遥か昔に小規模な活動があった残滓なのかもしれない。
戸倉上山田温泉も比較的近くにあるが、こちらも同様に柔らかい優しい硫黄泉であり、この辺りに住む人々を羨ましく思う。

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